実はモータースポーツは好きじゃない

 TVゲームとシミュレータは似て非なるものである、というか、シミュレータを遊びに使用したのがゲームであると言って差し支えないだろう。車や戦闘機、電車等、実在の物を題材に取る場合は、取材を重ねれば何とかなるかもしれないが、未だ見たことの無いもの、体験したことのをないものを表現しようとした場合にこそ、人の想像力が真価を発揮する時だろうと思う。
 「ソロモンの王宮」でGT4の開発過程についてやっていたので見たのだが、もう少しプログラマにスポットをあてても良かったのではないかと思う。一般的にはグラフィックの苦労を描くのが分かりやすいだろうけど、限られたメモリと容量の中であれだけの光源計算や挙動のパラメータを押し込めるのは並み大抵の苦労ではなかったろう(もっとも、すでにエンジンは完成していて乗せ代えるだけで済むのだろうか?) あと社長が、ゲーム開発は暗い部屋でごそごそやってるというイメージを代えたいって言ってましたが、結局変わってないと思うのですが。好きなことを仕事にして没頭すれば、回りを構わなくなるのが当然で、結果的にそうなるだけのことだ。
 ところで、バグが出て修正した原盤を工場へ直送していたように見えたのだが、それって二回目のSONYチェック無しってことですか!?

 話し変わって「仮面ライダー響鬼」ファーストインプレッション、のっけからやたら多いカット数と歌で始まってどうなることかと一瞬心配しましたが、後半は面白く見られました。樹上でのアクションが斬新。アマゾンを想起させもする。もう少し響鬼の武器での戦闘を見せて欲しかったところですが。でも、やっぱり子供は置いてきぼりになりそうな感じ。「特捜戦隊デカレンジャー」は最終回前ともあって盛り上がってますね。ここでギャバンが助けに来ないかとマジで思っちゃいました。正義の象徴のロボが街を蹂躙するという構図は良いですな。もう少し市民の表情も見たかったところ。「ふたりはプリキュア」は最終回ですが、どうしても選ばれた戦士がどうので、隠された力が発揮されてこうので、というのはどうしても好きになれません。二人の日常を描いていた前半は好きだったのですが。