バカップル的にデートを楽しんでみる

 東京都美術館で開催中のミュシャ展へデート。今回の特徴は習作や下絵の展示が多かったことと、パステル画の公開。それにしても込んでいた。昼過ぎに行って入場20分待ちだからマシな方だったのだと思うが。以前行った渋谷東急文化村でのミュシャ展もかなり込んでいたので、日本人はミュシャが好きなのだなぁと思う。
 私としては一般的に有名なポスター等のデザインも好きなのだが、帰国して以降のスラブ叙事詩を代表とする後期の作品の方に、より心ひかれます。パリ〜アメリカ時代の作品ももちろん、きれい、上手い、と思いますが、チェコでの作品はそれに加えて「思い」が伝わってくる気がするのです。東急文化村の時はその時代の作品が数多く展示してあり、衝撃を受けたものでした。
 ちなみにデッサンや肖像画等の写実的な絵を見て「ミュシャってこういう絵も描けるんだね」とか若い人達が会話してましたが、基礎のデッサン等をしっかりしてきたからこそ、デザイン的な処理ができるんじゃあ!と突っ込みを入れたくなりました。まあ、美術に関しては専門外の私がこういうことを語るのもお門違いなのですが(^^;
 グッズコーナーで図録を買い、色々見ていると、当事(100年以上前)作成されたリトグラフが販売されていて、二人してちょっと心動かされました。一番小さい作品で7万円近く、ポスターにいたっては100万円以上するので、手は出ませんが。あと、カメオがとても上品でいいデザインだったんですが、こちらも50万円ほどするので、やっぱり手が出ません。こういうものを彼女にプレゼントできるようになれるといいなぁ(^^;
 ミュシャ展の後、ぶらりとアメ横を回ってヤマシロヤへ寄り、タイムスリップグリコ大阪万博編が出ていたのでとりあえず1箱購入。
 夕飯を食べるべく、仲町通りをぶらぶら、行ったことの無い店を開拓しようと「夢や」という化学調味料を使用しない料理と越乃寒梅酒がウリの居酒屋へ入ってみた。料理は美味しかったし、量も手頃、最後に注文した焼きおにぎりと味噌汁がことのほか美味かったのでまた機会があれば来ようと思う。
 ちなみに近くに座っていた平均年齢50歳くらいと思われる男女5人の団体が「白獅子仮面って白馬童子のまねみたいな番組があって・・・」「ドキンちゃんバイキンマンの関係は・・・」「萌えとは則ち・・・」とかいうライトながらも微妙に濃い話をしていたのが妙に気になったり(^^; 一番年嵩の人が先生と呼ばれており、ほとんど背広姿だったのと、女将さんが挨拶に来てたので、作家と編集かなとも思ったのですが。突っ込みたくなるのを押さえて彼女と色々とその正体を巡らせてました。
 それにつけても上野は良い店が多い。
 腹ごなしに駅前をぶらっと回ると、まんがの森を発見、そうかここにあったのか。とういうわけで買い物をして帰る。
 まあ充実した一日だったと言えよう。これから響鬼を見ながら就寝予定。

サトラレ(8) (イブニングKC)

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